読んっだー

今更ながらに読んだ。


面白法人カヤックを率いる柳澤大輔さんの『アイデアは考えるな。』

アイデアは考えるな。

アイデアは考えるな。

読み方

今回は精読しようと努めた結果、ザッピングでも読めるように構成されている。。。
本の読み方を色々と知っているヒトだ。結論から読む人間にも考慮している。
速読、購入判断、理由は色々あるけれども、自分も初めと終わりから読んだりする。
とはいえ、ザッピングする気はなかったので、初めから終わりまでワクワクしながら読む。

ちなみに普段着な読み方だと、序章→結論→興味のあるコンテンツの順。
構成がウマい本は序章と結論ありきで構成されており、矛盾があれば買わない。
コンテンツは序章と結論のサポートでしかない。

柳澤さんの文章力が非常に素晴らしいなって思ったのは、やはり、序と結を意識しており、
章条項においても軽快な語り口で読者が難しいな。と感じそうな点は先にフォローしている点。
読者に難しくないのかも?面白そうだな。やってみようかな?と思わせてくれる一冊。

ノウハウ本?自己啓発本

もちろん、アイデアを生み出すためのノウハウがぎっしり詰まったノウハウ本。
ただ、アイデアを生み出すための日頃からの訓練方法、周囲への配慮にも言及。
むしろ、そういった点こそがこの書籍の真の価値ではないだろうか?

イデアを出すことは難しいことではなく、アイデアを出すための考え方こそが大事。
それは自身の考え方でもあり、周囲の考え方も大きく影響してくる。
だからこそ、どのようにアクションを起こせばよいのか重要になってくるのだと。

はじめに

この書籍は最初に魔法をかけてくる。
がんばる必要なんてないよ。くだらないアイデアをいっぱい考えればいいんだよと。
誰にでも出来ることからまずはやってみようと。偉人達も埋もれた作品をいっぱい作ってるんだよと。

要約すると

組み合わせる、繋げる、広げる、そして、また組み合わせる
イデアは既存の新しい組み合わせであり、要素が多いに越したことはない。
あるアイデアやキーワードから連想されるものを繋げてみる。
結果から逆算して原因を考えてみる。それもなるべく突飛なものが面白い。
どんどん、アイデアを出して組み合わせていく。

姿勢大事!

やはり、本書で面白いなと思ったのは柳澤さんのアイデアを出すための姿勢。
まずはやってみる、乗っかる、面白がる。そうして面白がり屋になる。
どんどん発言する。発言する人間を増やす。発言できない人間を作らない。
誰かの発言が他の誰かの発言を生み、発言から発言が広がっていく。

とにかくやってみる。興味を持ったら即実行。リミットを設ける。
目標設定をどんどん高くする。周囲からのPULL、周囲へのPUSHを大事にする。
興味を持ったらまず調査!メモとる。データが集まったら組み合わせてみる。
他人に興味を持ってみる。どんどん、面白いと思えることを見つけてみる。

そうやって一般的な企業では到底リリースできないサービスを提供する。
今の面白法人カヤックという企業が誕生し、成長したのだろう。
柳澤さんの頭の中を覗くという発想で読んでみると一層面白く読める。

何かアイデアを生み出したい、企画業だからという人間でなくても楽しめる一冊。
仕事にも勉強にも遊びにも通じることが書かれているので、読んで損はないはず。

終わりにを読んで

『え、この終わりにを先に読んでいるですって?』

『そんな人(面白がり屋)が1人でも増えれば、僕も楽しくなってきますから、最高です!』


序と結の関係性を全くもって、分かってらっしゃりすぎな件についてw
この本は柳澤さんの頭の中を覗けるような気がしたのは、そんなに間違いではないと思う。
きっと、柳澤さんという個だけでなくカヤックという企業だけでなく、
日本に、そして世界に面白がり屋マインドを広めたいんだろう。

でっていう

最近、5時起きをしてみよう!とか、CPANのソースを読んでみよう!とか。
とりあえず、思いついたら、アクションを起こすこと!
てなことを地味に積極的に励んでいたので共感を覚えた。
思いついたら即実行。興味を持ったら即調査。

イデアだけでなく、技術も同じことが言えるんだと思う。
とにかく、やってみる!っていう姿勢が大事。
やってみて楽しかったらそこから広げるも良し、掘り下げるも良し。
踊る馬鹿になるか?踊らない馬鹿になるか?